画質もデータも落とさずに元の写真を送る方法

チャットアプリが写真を圧縮し、位置情報を削除し、元ファイルとの一致を壊す理由と、元の写真の送り方、検証できる写真の共有方法を解説します。

鮮明な引き渡し写真を撮ってチャットアプリで送ったら、顧客から「ぼやけていてメーターが読めない」と返信が来た。あるいは経理が開いたら位置情報が消えていた。こうしたことは日常的に起こり、その原因はチャットアプリの写真の扱い方にあります。

このガイドでは、チャットアプリで写真が何を失うのか、元の写真をどう送るのか、受け取った人が検証できる形で現場写真を共有する方法を解説します。

チャットアプリで写真が失うもの

Messenger、WhatsAppなどのアプリは、速く送ってデータ通信量を節約するため、通常の方法で送った写真を再圧縮することがよくあります。その結果:

  • 解像度が下がる。小さな文字、メーターの数値、ラベルがぼやけることがあります。
  • 隠れたデータ(EXIF)が削除されることがある。ファイル内の撮影時刻やGPS座標も含まれます。
  • 受け取ったファイルは別のファイルになる。見た目は同じでも、バイトが変わっています。

SHA-256の図:アップロード時に元ファイルのフィンガープリントを記録。同じファイルをドキュメントとして送れば同じハッシュになり、チャットアプリで再送したコピーは一致しない

3つ目の点は見落としがちですが、証拠としては重要です。受け取った人がファイルのSHA-256フィンガープリントを元ファイルと照合すると、再圧縮された写真は本物であっても一致しません。

元の写真を送る方法

元の写真を送る3つの方法:チャットでファイルやドキュメントとして送る、クラウドフォルダのリンクを共有する、元のサイズでメールに添付する

1. ファイルまたはドキュメントとして送る

チャットでギャラリーから写真を選ぶのではなく、ファイルを送信やドキュメント(アプリによってクリップやドキュメントのアイコン)を選び、写真ファイルを選択します。アプリはファイルをそのまま送ります。受け取った人は表示するためにダウンロードが必要で、データ通信量も増えます。

写真の選択画面に高画質オプションがあるアプリもあります。写真は鮮明になりますが、元のファイルがそのまま保たれるとは限りません。バイト単位で同じファイルが必要なら、ドキュメントとして送ってください。

2. クラウドフォルダのリンクを共有する

Google Drive、OneDrive、会社のストレージにアップロードしてリンクを送ります。大量の写真を一度に送るのに向いています。社外に送る前に、リンクの共有権限を確認してください。

3. メールに添付する

正式な記録に向いています。スマートフォンのメールアプリによっては写真を縮小するか尋ねてくるので、元のサイズを選んでください。

SnapID Markの写真なら:何を送るか

SnapID Markの写真には強みがあります。重要な情報が画像に印字されている(時刻、住所、テンプレートに含まれていれば座標、SnapIDコード、QRコード)ので、圧縮しても消えません。完全な検証のためには、次のいずれかを選んでください。

SnapIDコードの公開検証ページ:有効なSnapID、撮影日時、約1kmに丸めたエリアと地図リンク、ワークスペース、アカウント、工種

圧縮されたコピーでもコードは残るので、受け取った人は記録を照会できます。

期限付きの共有リンク

撮影者(アプリで)またはオーナー・管理者(管理サイトで)が、1時間、1日、7日、30日、または任意の期間の共有リンクを写真ごとに作成します。リンクを開いた人は、すべての検証情報とともにスタンプ付き写真を見られます。期限切れや取り消しの後は、写真は表示されず情報だけが表示されます。この方法で共有できるのはアップロード済みの写真だけです。期限付きの共有リンクをご覧ください。

いつもどおりチャットで送り、受け取った人がQRコードを読み取る

受け取った人は写真のQRコードを読み取って検証ページを開き、撮影時刻、エリア(約1kmに丸めたもの)、ワークスペース、整合性チェックを確認できます。コードが本物かどうかを知るのに元のファイルは必要ありません。QRコードを読み取るをご覧ください。

バイト単位で照合するために元ファイルを送る

受け取った人がファイルを選んでSHA-256フィンガープリントを照合したい場合は、ドキュメントとして送ってください。再圧縮されたファイルは「一致しません」と表示されます。これは写真が偽物という意味ではなく、チャットアプリがファイルを変更したというだけです。検証ページにもそう表示されます。SnapIDコードを確認するをご覧ください。

アップロードされていない個人の写真

個人の写真は端末に保存され、自動ではアップロードされません。検証ページでSnapIDコードは確認できますが、照合するファイルがありません。元ファイルをドキュメントとして、検証リンクと一緒に送ってください。

チームの共有ルール

短いルールがあれば顧客との行き違いを防げます:

  1. 日々の簡単な報告:いつもどおりチャットで送り、必要なら顧客がQRコードを読み取る。
  2. 引き渡し・検収の写真:期限付きの共有リンク、または管理サイトからエクスポートしたPDFを送る。
  3. 紛争になりうる写真:元の写真はワークスペースに保管し、求められたときだけファイルをドキュメントとして送る。

現場写真をプロジェクトごとに整理する方法とあわせて、社内ガイドに載せておきましょう。

チャットグループがチームの写真保管庫を兼ねているなら、写真報告をチャットグループから切り替える方法をお読みください。Driveを長期の写真保管庫にしているなら、現場写真向けのGoogleフォトの代替をお読みください。

よくある質問

検証ページで「一致しません」と表示されるのはなぜですか?

ほぼ確実に、チャットアプリやメールアプリで再圧縮されたためです。撮影者に元のファイルか共有リンクを頼んでください。

写真をファイルとして送れば位置情報は残りますか?

はい。ドキュメントとして送ればファイルは変更されず、位置情報も含めて残ります。写真のGPS座標を調べる方法をご覧ください。

スクリーンショットは検証できますか?

スクリーンショットは新しいファイルなので、元ファイルとは照合できません。QRコードがはっきり写っていれば、読み取って検証情報を確認することはできます。

はじめる

SnapID Markをダウンロードすれば、すべての写真にSnapIDコードとQRコードが付き、どこに送っても確認できます。詳しくはSHA-256で編集された写真を見抜く方法をご覧ください。

Messenger、WhatsAppおよびその他の名称は各所有者の商標であり、説明の目的でのみ使用しています。ボタン名やオプションはアプリのバージョンによって異なる場合があります。